坐骨神経痛で整体を選ぶときに大事なこと

今回は「坐骨神経痛の治療で整体を選ぶときに大事なこと」についてお伝えしていきたいと思います。

坐骨神経痛で病院に行くと

みなさんは坐骨神経痛(腰からお尻、太ももやふくらはぎ、足指にかけて痛み、しびれ)が出たならば、まずは整形外科に行かれると思います。

忙しい中、時間をやりくりして痛みに耐えながら病院に行っても、医師の診察、レントゲンなどの画像検査で坐骨神経痛の原因が分かる患者さんは1~2割程度と言われています。

レントゲンを撮っても大方の場合は、

「骨に異常はありません。」

「ヘルニアもなさそうだし。」

といわれることがほとんどだと思います。

坐骨神経痛の7~8割の方は、病院では「原因不明」と言われることが多いです。

でも、検査は大切ですから、とんでもない病気が隠れていたら大変ですから、一度は病院に行って検査を受けてください。

その結果「原因が分かりません。」と言われた方は「おめでとうございます。」

なぜなら、手術をしないで整体で治すことができる坐骨神経痛と分かったからです。

それはある意味ラッキーなことと言えるのではないでしょうか?

「原因がわかりません。」と言うことは、言葉を変えたら「大きな病気がなかった。」という証明ですから、まずは一安心できるのではないでしょうか?

勿論、腰の痛み、足の痛み、しびれは大変つらいことです。早く痛み、しびれを治したいですよね。

坐骨神経痛を引き起こす疾患

腰椎椎間板ヘルニア

骨(椎体)と骨(椎体)の間には、クッションの働きをする椎間板という軟骨があります。

この椎間板がはみだしたり、飛びだしてしまうのが椎間板ヘルニアです。

腰部の椎間板で起こると、神経を圧迫して「坐骨神経痛」を起こしてしまいます。

同じ姿勢、とくに中腰や前かがみなどの姿勢を長時間続けたり、急に重たいものを持ち上げたりしたときに発症する危険性があります。

腰椎分離症・すべり症

腰椎分離症はスポーツをされる方に多くみられます。腰部への過剰な負荷で疲労骨折して起こります。

腰椎すべり症とは、腰椎が文字通り前方へ滑り出してしまう疾患です。

腰部の神経が刺激されて「坐骨神経痛」を起こします。

腰部脊柱管狭窄症

脊柱管は背骨の中央にあって脊髄と、それに続く神経(馬尾神経)が通っています。

この脊柱管が狭くなるのが脊柱管狭窄症です。

腰のあたりで発症すると、腰部脊柱管狭窄症となります。

腰部脊柱管狭窄症を発症すると馬尾神経が圧迫されて、腰の痛み・足のしびれなど「坐骨神経痛」を起こします。

多くは加齢によって腰椎が変化して脊柱管が狭くなってしまったために起こります。

変形性腰椎症

腰椎の形が変形して神経を圧迫して、「坐骨神経痛」を起こすのが変形性腰椎症です。

原因としては加齢、同じ姿勢を長時間続ける、腰に過度の負担をかける(運動などで)などがあげられます。

また、変形性腰椎症は脊柱管狭窄症の原因にもなります。

この他にも、

・梨状筋(りじょうきん)症候群、

・外傷による圧迫、

・帯状疱疹、

・カリエス、

・脊髄腫瘍や骨盤内腫瘍といった腫瘍、

・糖尿病、

・アルコール依存症、

・喫煙、

・ストレス、

などの原因で「坐骨神経痛」が起こる場合もあります。

また、これらの疾患や原因がなくても、「坐骨神経痛」を発症することがあります。

実は…坐骨神経痛は原因の分からない「坐骨神経痛」が一般的に一番多いのです。

病院で検査して坐骨神経痛の原因が分かるのは、2~3割程度といわれています。

整体の種類には

一口に整体といってもいろいろなタイプの整体があります。

なぜいろいろなタイプの整体があるのかと言いますと、一つには整体には国家資格がないからだと思います。

現在の日本では、鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師・柔道整復師(接骨院)は国家資格ですが、それ以外のカイロプラクティック、オステオパシーなどの手技療法は国家資格ではありません。

例えば、マッサージを業として行う場合、医師以外で行う場合は、あん摩マッサージ指圧師の免許を持っていないとマッサージを業として行うことができません。

当然、看板にもマッサージと書いては法律違反になります。

そこで国家資格を持たないものは、整体と言う言葉を使うのかもしれんません。

そんなわけでいろいろなタイプの整体が出来てくるのだと思います。

整体という言葉は、施術方法や資格を言っているのではないということです。

世間で行われている整体には大まかに言うと「慰安系」と「治療系」に分かれると思います。

1、慰安系(リラクゼーション)

このタイプは基本的に1,000円/10分のような感じで、時間ごとに料金が加算されていくシステムです。

このタイプの整体は、ちょっと疲れたから「揉んでもらおうかな~」程度のリラクゼーション目的の方に良いかもしれません。

痛みを取る効果は無いと思います。

痛みでお悩みの方にはお勧めしません。

国家資格を持たないで整体と看板を掲げているところの多くが、これに当てはまると思います。

2、マッサージ系

あん摩マッサージ指圧師の国家資格を持って、筋肉のコリを取る技法(強くもんだり)をメインにしています。

軽いこりなどは結構楽になります。

しかし、マッサージで揉むだけでは「身体のゆがみ」は調整されません。

翌日の ”もみ返し” なども出やすいタイプです。

筋肉は強く揉めば、揉むほど硬くなっていきます。

マッサージを受けて段々強く揉んでもらうようになってきた。強く揉んでもらわないと効いた気がしない。

そんな経験していませんか。

3、 カイロプラクティック系

いわゆる一般的な「整体」というイメージの『ボキボキ』っと、身体を捻じったりするタイプです。

しっかり熟練した方がやれば効果が出ますが、中には経験の浅い方がやられている場合があります。

最近、整体が急激に増えているだけに『経験の浅い先生に調整されて、悪化した!』なんてことも聞きますので、しっかりとした選択をする必要があります。

経験のある良い先生を見つけることが出来れば、効果的な方法の1つだと思います。

4、無痛整体系

『痛くない整体』と言っているところがこの方法に当てはまるかと思います。

ボキボキしないで揺らしたり、痛みの箇所を優しく撫でたりして脳から ”安心していいですよ” と信号を出させて、歪みや痛みを改善していく方法です。

特徴は全く痛くないということです。

施術を受けて症状が悪化したり、身体を壊される確率は一番低いです。

当院の整体は、この無痛整体系になります。

整体を選ぶときに大事なことは

整体を選ぶときに大事なことは、ホームページがある整体院であれば、事前にホームページでどんな経歴の先生がやっていて、どんな国家資格を持っているのか、どんな施術方針で施術をおこなっているか、など、だいたいの情報はわかると思います。

もちろん施術料金が明確に書かれていることも大事です。

患者様の声なども掲載されていれば、とても重要なポイントになります。
(ただし、たまに仲間内で患者のふりをして患者様の声として掲載している施術院も見受けられますので、ご注意ください。同業者として患者様を欺くことをしていることは許せなく、また悲しいことです。)

それから施術を受ける際に簡単に症状だけを聞いて、すぐに施術を始めるところは要注意です。

施術を受けて楽になるどころか、反対に痛くなってしまったりすることになりかねません。

しっかりカウンセリングと検査に時間を取っている施術院なら、痛みや不調の原因を突き止めてからその原因を取り除いていく施術をするので、施術院選びで失敗が起こりにくいとおもいます。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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