ひざ痛の原因と整体治療
今回は「ひざ痛の原因と症状」と、ひざ痛の「予防と整体治療」についてお伝えしたいと思います。
ひざ痛の主な症状
『歩き出すとき』や『階段の昇り降り』で、膝に痛みが走ったことはありませんか?
ひざの関節は、大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの骨)、そして膝蓋骨(お皿)の3つの骨が組み合わさってできています。
ひざの関節は、靱帯や筋肉で安定性を保つことで、自由に曲げ伸ばしの運動ができるようになっています。
それぞれの骨の表面は関節軟骨でおおわれていて、関節を動かす際や体重がかかるときにクッションの役割をしています。
さまざまな理由で年齢とともに軟骨が擦り減ると、「痛みやこわばり」が出現して動きが悪くなったりしてきます。
さまざまな原因には、「変形性膝関節症」、「関節リウマチ」などがあります。
また、ひざ関節はスポーツのけがでよくある、「半月板損傷、靭帯損傷」でも痛みをだしてきます。
その他、ひざ関節の痛みには、成長期の子供が膝に痛みをだす「オスグッド病」や、スポーツ障害の「ジャンパー膝」などがあります。
変形性膝関節症
「ひざが痛む……」、「O脚になってきたかも……」
変形性膝関節症は、長年体重を支えているひざの軟骨が、少しずつすり減ることによって起こります。
軟骨はクッションの役割をしている為、すり減ると痛みや腫れの原因になります。
一度損傷した軟骨は回復するのが難しいため、痛みが徐々に増加する傾向にあります。
時間をかけて進行して次第に症状が重くなります。
変形性膝関節症が中高年の女性に多く見られる原因の一つに「骨粗しょう症」があります。
骨粗しょう症になると骨が弱ってくるので、徐々に足が曲がり ”O脚” になってきます。
通常は膝の真ん中に体重がかかるのですが、O脚になると膝の内側に体重がかかるようになります。
そうすると内側の軟骨がすり減ってきて、痛みが生じるようになります。
関節リウマチ
関節リウマチは原因が不明な病気です。関節が腫れて痛みや「こわばり」を感じます。
体のさまざまな関節が痛くなって変形する病気で、「免疫」が関係していると言われています。
初期段階では、手の指や手関節などの小さな関節に症状が現れ、次第に膝を含む全身の関節に広がり慢性化します。
ひざ関節の症状は、関節が腫れたり、水(関節液)がたまったり、関節の骨が破壊されることもあります。
症状が進行すると歩行できないほどの痛みを伴う場合があります。
女性の発症数は男性の約3倍と言われています。
ひざ関節の変形はよくおこり、軟骨が全体的になくなり、靭帯が切れて不安定になることが多く、その場合は歩行困難となります。
症状に応じて手術(滑膜切除術、人工膝関節置換術など)が必要となることがあります。
半月板損傷・靭帯損傷
半月板損傷・靭帯損傷は、スポーツでのケガや事故で起こることが多いです。
高齢者の場合は、自然に損傷することもあります。
半月板は、膝関節でクッションのような役割を果たします。
靭帯は、関節の骨と骨をつなぎ安定させる役割があります。
半月板を損傷すると、痛みやひっかかりを感じたり、水(関節液)がたまることもあります。
ひざの靭帯を損傷すると、ぐらつきを感じて関節が不安定になるため、関節の軟骨に負担がかかり将来的に「変形性関節症」になる危険性があります。
オスグッド病
10歳~15歳くらいの子供が発症しやすい膝の病気です。
成長期に痛むことが多いので「成長痛」ともいいます。
痛むのは膝のお皿の下で、このあたりが徐々に硬く隆起することも特徴にあげられます。
成長期の子供の場合、脛骨(すねの骨)が軟骨から硬い骨にまだ成長しきれていません。
そのため、大腿四頭筋の伸縮による負荷が過度になると、膝蓋靭帯と脛骨の付け根が軟骨の部分ごと剥離して痛みを出してしまいます。
ジャンパー膝
ジャンパー膝とは正式名称は「膝蓋靭帯炎(じつがいじんたいえん)」といいます。
膝のお皿と脛骨(すねの骨)をつなぐ靭帯のことを「膝蓋靭帯」と呼びます。この部分に炎症が生じる病気です。
バスケットやバレーボールなどのスポーツでジャンプをしたとき、そして着地をしたときに膝の痛みを感じます。
痛みが出る主な場所は膝のお皿の下がほとんどで、まれにお皿の上が痛むこともあります。
症状が悪化すると、膝を曲げ伸ばすだけで痛くなってしまいます。
ひざ痛の予防
正しい歩き方を習慣づける
生まれた時から、膝が痛かったという人はいません。
今現在、膝の痛み、変形性膝関節症でお悩みの方は、膝が痛くなかった時の歩行から、膝に痛みを出す悪い歩行に変化しています。
なぜ? 膝の関節に負担がかかるような「悪い歩き方」になるのでしょうか?
原因は人それぞれありますが、一つのは、「骨盤の歪み」が考えられます。
骨盤の歪み
「骨盤の歪み」は、股関節周囲の筋力の不均等によって引き起こされます。
大腿骨から股関節を通って腰についている筋肉に、「腸腰筋(ちょうようきん)」という筋肉があります。
この筋肉は、歩行時に足を持ち上げる働きをする筋肉です。
片側だけ弱くなれば、骨盤は前後に捻じれてきます。
骨盤が傾いてねじれた状態で、歩いたり運動したりすれば、膝にかかる荷重がアンバランスになって、膝関節に負担がかかる「悪い歩き方」になってしまいます。
骨盤が歪むと
骨盤が歪むと、「膝に痛みをだす」悪い姿勢になってきます。
「ひざの痛み、変形性膝関節症」が起こる原因は、人によって種々考えられますが、
一番多い原因は、年齢とともに筋力が低下することで日常生活での「姿勢や動作、歩き方」が悪くなることです。
ひざに負担がかかる悪い姿勢に、腰が曲がって、ひざが伸びない、いわゆる「猫背」と呼ばれる姿勢があります。
変形性膝関節症の約7割の方に見られる姿勢です。
猫背の姿勢になると大腿骨は外側に捻じれて股関節が開いたガニ股になって、膝下の脛骨は内側に捻じれてO脚になってきます。
O脚になると膝の関節の内側にストレスがかかってくるので膝に痛みを出してきます。
そのような状態で歩行を続けていると、膝関節の軟骨がこすれて、すり減って「変形性膝関節症」となってしまうのです。
ひざ痛は関節を支える筋力の低下が原因
ほとんどのひざ痛は、「ひざ関節」を支える「筋力の低下」で、ひざ関節に負担がかかり、腱、靱帯へのストレスで炎症を起こして痛みが発生しています。
ですから、適切な運動やトレーニングで筋力を強くしないかぎり、関節への負担は増大するので痛みが取れないのです。
ということは… ひざ痛の人に対してマッサージだけ、電気治療だけ、シップやサポーターだけで、「筋力低下」が治ると思いますか?
絶対に治らないので、ひざ関節の負担は減らずに、変形がどんどん進んでいくのです。
痛み止めの薬、湿布薬、注射、電気治療、ホットパックで温める、ボキボキ関節を動かす、マッサージ、テーピング・サポーター、ストレッチなどは、ひざ痛を直接治す「原因治療」ではないのです。
ひざ痛を治す新しい考え方の整体
ひざ痛は、筋力低下した「ひざ関節」を支える筋力を、筋力トレーニングで鍛えて回復させることです。
しかし、一般的な筋力トレーニングでは、「体を動かす」筋力(アウターマッスル)ばかりが鍛えられて、「関節を支える」筋力(インナーマッスル)は強くならないのです。
「関節を支える」筋力を、単独で正しく強くする、「特別な筋力トレーニング」でないと効果が出ないのです。
この特別な筋力トレーニングのことを当院では、「筋力体操」と呼んでいます。
筋力体操は器具などは使わないので、体力も運動神経も関係なく誰にでもできます。
高齢者も働き盛りの中高年も、子供も、アスリートも、筋肉や関節の構造は同じです。
筋力を高めることは痛みの改善につながる!
『筋力低下した筋肉を鍛える・筋力体操。』
たったこれだけで本当に快適な生活を送ることができます!!
当院では、ひざ痛は体の歪みを「痛くない矯正」で正しい姿勢に整えて、関節を支える筋力を強くする「筋力体操」を施術に取り入れて、「ひざ痛」を改善しています!!
・特別な筋力トレーニング「筋力体操」で、関節を支える筋力を強くしていきます。 ・「痛くない矯正」で正しい姿勢に整えて、血行を改善させて治癒力を高めていきます。 |
ひざ痛をしっかり治したい方におススメの整体です!
最後までお読みいただきありがとうございました。