中高年に多い「膝の痛み・変形性膝関節症」原因と治療

今回は「中高年に多い膝の痛み・変形性膝関節症の原因と治し方」についてお伝えしたいと思います。

中高年の膝の痛み・変形性膝関節症の原因と治療

膝が痛くて歩くのがつらい・買い物へ行けない

「膝が痛くて立つのが怖い…」

「膝が痛くて買い物に行けない…」

「老後楽しみにしていた旅行にも行けない…」

膝が痛いので整形外科を受診しても、痛みが治らない事があります。

整形外科のお医者さんはレントゲンを撮って、

「手術するレベルかどうか?」

「軟骨がいくら残っているか?」を診ています。

「検査した結果、手術するレベルではない。」と判断されたら、整形外科では痛み止めの薬、ヒアルロン酸注射、などの薬物療法が中心になってきます。

薬物療法は症状を和らげるもので、膝の痛みを直接治す「原因治療。」ではありません。

このような膝痛は日常生活での「姿勢や歩行、運動」が原因で起こってきます。

私たちの姿勢や歩行、運動を司っているのは筋肉です。

筋肉には「歩く、走る、座る」といった身体を動かす働きの他に「関節や骨格を支える」という役割があります。

「関節を支える」筋力(インナーマッスル)が低下して、「身体を動かす」筋力(アウターマッスル)に負けると膝に痛みを出してきます。

膝に痛みをだす根本には膝関節を支える「筋力の低下」が存在しています。

「とりあえず様子を見ましょう。」といわれたら、ただ漠然と様子を見ていては膝痛は治らないです。

膝の痛みは「関節を支える」筋力を強くすれば、一生涯自分の足で歩けるようになります。

中高年の方に多くみられる「膝関節の痛み・変形性膝関節症」の原因と治し方

この動画では、中高年の方に多くみられる「膝関節の痛み・変形性膝関節症」がなぜ?

どのようにして起こってくるのかについて話しています。

“中高年の方に多くみられる”と言っていますが「膝関節の痛み・変形性膝関節症」は、どの年代の方でも同じようにして起こってきます。

膝の痛み・変形性ひざ関節症がなぜ起こるのか?

そもそも、膝の痛み・変形性膝関節症がなぜ起こるのか?を考えると、姿勢や動作、歩き方が原因になることがほとんどです。

姿勢や動作を作っているのは各々の筋活動の割合によって決められます。

例えば、お尻の筋肉・大殿筋が働いていなければ、腰(腰椎)は後弯して(曲がって)、膝も強制的に曲がってしまいます。

太ももの後ろの筋肉・ハムストリングスが歩いているときに働いていなければ、膝の緩衝動作が起こらずに膝を痛めやすくなります。

このように筋力低下が原因でひざの関節痛が引き起こされてきます。

なぜ膝の関節が痛みを引き起こすのか?を追及すればするほど、筋力の問題が生じてきます。

膝の痛み・変形性膝関節症は、「筋力低下」による姿勢・動作の偏りが原因で発症してきます。

膝に負担がかかる悪い姿勢に、腰が曲がって膝が伸びない、いわゆる「猫背」と呼ばれる姿勢があります。

猫背の方は、腰骨(腰椎)から股関節を通って足の骨・大腿骨についている「腸腰筋」という筋肉が硬くなっています。

この筋肉は歩くときに太ももを持ち上げたり、股関節を外側に開く筋肉です。

この腸腰筋が硬くなって筋力低下して伸縮性がなくなると、腰が曲がった猫背の姿勢になって膝が外に開いたガニ股歩きになってきます。

当然のことながら膝の関節にストレスがかかるので痛みを出してきます。

膝の関節にストレスがかかる歩行を続けていると、やがて軟骨がすり減って変形を起こして「変形性膝関節症」と診断されるようになってしまいます。

ところで、膝が痛いから・伸びないからと膝関節を伸ばす働きの「大腿四頭筋」(太ももの前についている筋肉)を鍛える方がおられますが、大腿四頭筋を鍛えても膝の痛みは取れません・伸びません。

膝の関節が痛くて伸びないのは「腸腰筋」が硬くなって、筋力低下して伸縮性が悪くなったからです。

変形性膝関節症とは

変形性膝関節症は、現在日本で最も多い関節疾患です。

国内で2,000万人以上の患者さんがいると推定されていて、特に女性によく見られます。

膝の関節には歩くだけで体重の3~4倍の力が加わります。

膝の軟骨や半月板のかみ合わせが緩んだり変形や断裂を起こすと、多くが炎症によって関節液の過剰滞留(水がたまる)がみられるようになります。

膝に水が溜まれば、「それがまた神経を圧迫して痛みを出す。」という悪循環に陥るわけです。

変形性膝関節症は40歳以上の男女の6割が罹患している、というデータもあります。

どの年代でも女性が男性に比べると1,5倍から2倍多く罹患しています。

変形性膝関節症はO脚との関連も指摘されますので、加齢とともに発症しやすく中高年の女性に多くみられます。

ひざ痛は膝の関節を支える筋力の低下が原因で起こる

変形性膝関節症などのひざ痛は、関節の軟骨がすり減ることで起こると思っている方もいると思いますが、それは違います。

変形性膝関節症のひざ痛は、関節を支えている筋力の低下から起こります。

中にはリウマチによって発症する方もいます。

ですが、ほとんどの方がひざ関節を支える筋力の低下でひざ関節に負担がかかり、腱、靱帯へのストレスで炎症を起こして痛みが発生しています。

ですから、適切な運動やトレーニングで筋力を強くしないかぎり、関節への負担は増大するので痛みが取れないのです。

ということは… ひざ関節の痛い人に対してマッサージだけ、電気治療だけ、シップやサポーターだけで筋力低下が治ると思いますか?

絶対に治らないのでひざ関節の負担は減らずに、変形がどんどん進んでいくのです。

痛み止めの薬、湿布薬、注射、電気治療、ホットパックで温める、ボキボキ関節を動かす、テーピング・サポーター、マッサージなどは、ひざ痛、変形性膝関節症を直接治す「原因治療」ではないのです。

また、膝が痛い方の膝周辺の筋肉を視ると太ももの内側の筋肉・内側広筋や内転筋が萎縮していたり、太もももの外側の筋肉・外側広筋や大腿筋膜張筋がパンパンに張っている人が多いです。

これらは全て「膝の関節を支える」筋力の低下から起こってきます。

膝の痛み・変形性膝関節症を治す新しい考え方の整体

膝の関節は、太ももの内側の「内転筋。」と後側の「内側ハムストリングス。」と呼ばれる2つの筋肉で支えられています。

内転筋が筋力低下すると、ひざの関節が歩くたびにぐらついてガニ股歩きになってきます。

内側ハムストリングスが筋力低下すると、歩く際にひざの緩衝動作が起こらないので、どちらもひざに負担をかけるのでひざ痛を出してきます。

ひざ痛は、筋力低下した「関節を支える」筋力をトレーニングで鍛えて回復させることです。

しかし、一般的な筋力トレーニングでは「身体を動かす」筋力(アウターマッスル)ばかりが鍛えられて、筋力低下した「関節を支える」筋力(インナーマッスル)は強くならないのです。

「関節を支える」筋力を、単独で正しく強くするトレーニングでないと効果がないのです。

この特別な筋力トレーニングのことを当院では、「筋力体操。」と呼んでいます。

筋力体操は器具などは使わないので、体力も運動神経も関係なく誰にでもできます。

高齢者も働き盛りの中高年も、子供も、アスリートも、筋肉や関節の構造は同じです。

筋力を高めることは痛みの改善につながる!

『筋力低下した筋肉を鍛える・筋力体操。』 

たったこれだけで本当に快適な生活を送ることができます!!

当院では、ひざ痛・変形性膝関節症は「動かして治す!」を治療方針として、

・筋力低下した筋肉を「特別な筋力トレーニング・筋力体操」で強くしていきます。

・身体の歪みを「痛くない矯正」で優しく整えて血行を改善させ治癒力を高めていきます。

ひざ痛・変形性膝関節症の痛みをしっかり治したい方におススメの整体です!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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