坐骨神経痛の「しびれ」について

今回は坐骨神経痛の「痛みとしびれ。」とくに、“しびれ” についてお伝えしたいと思います。

坐骨神経痛の“しびれ”は血行不良が原因で起こる!?

よく椎間板ヘルニアで椎間板の中の髄核が飛び出したことで「神経が圧迫されているからしびれが出るのです。」とか言われますが、

神経が圧迫されて出る症状は、「痛みなどの感覚異常と麻痺。」です。しびれなどの知覚症状は出ません。

つまり、背骨から出てくる神経(坐骨神経)が、椎間板の髄核が飛び出して(椎間板ヘルニア)神経が圧迫されて、しびれるわけではないということです。

”しびれ”というのは正座をした時にしびれてくるように、血行不良によって起こってきます。

なので、椎間板ヘルニアであっても、なかっても、何らかの原因で「血行不良」が起きていると痛みやしびれが出てきます。

では血行不良がおきる原因には何があるかと言いますと、幾つかの要因が重なって起こっています。

血行不良がおきる原因1

まず一つ目に、痛みや筋肉のコリなどの不快な症状(ストレス)は、自律神経のバランスが乱れて交感神経優位に偏ってしまい、血管が細くなって虚血状態(血行不良)が作られます。

まずはこれが一つ目の原因です。

血行不良がおきる原因2

次の原因は、疲労で硬直した筋肉がどこか一か所でもできると、周りの筋肉も2次的に硬直を起こします。

例えば、中殿筋というお尻の筋肉が硬くなると、太ももやふくらはぎの外側に痛みが広がります。

その刺激で足の筋肉も硬直してきます。

これらの硬直した筋肉中の毛細血管は圧迫されるので、ここでも虚血(血行不良)が起こります。

これが2つ目の原因です。

血行不良がおきる原因3

もう一つは、腰から出て足先まで筋肉の傍を通っている、「坐骨神経」の物理的な圧迫です。

この圧迫は無くても上記の2つでも十分にしびれが出ますが、それに加えて坐骨神経そのものが圧迫されると、坐骨神経への血流が悪くなるのでしびれを強くします。

椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、変形性腰椎症、腰椎分離症・すべり症、と診断を受けた方、そして原因が分からない方の坐骨神経の、「しびれ、痛み。」のほとんどが、このようにして血行不良で起こっています。

高齢者の坐骨神経痛は「寝たきり」のリスクが高まる

坐骨神経痛で歩くことが困難になると、高齢者の方は何でもないところでつまずく、少しの段差にひっかかるなど転倒するリスクが高まります。

高齢者の転倒事故は屋外ばかりでなく、自宅の室内でも多く発生しています。

転倒は大腿骨の頸部骨折など「寝たきり」につながる重大な事故になりかねず、足の骨を折ったことをきっかけに歩けなくなり、要介護になってしまう人が少なくないのです。

足腰の衰えは健康寿命に直結するので、高齢者の坐骨神経痛は「寝たきり」のリスクが高まるのです。

坐骨神経痛を治す新しい考え方の整体

筋力を高めることが坐骨神経痛の改善につながる!

坐骨神経痛は、筋力低下した「関節を支える」筋力を、筋力トレーニングで鍛えて回復させることです。

しかし、一般的な筋力トレーニングでは、「体を動かす」筋力(アウターマッスル)ばかりが鍛えられて、「関節を支える」筋力(インナーマッスル)は強くならないのです。

「関節を支える」筋力を、単独で正しく強くする、「特別な筋力トレーニング」でないと効果が出ないのです。

この特別な筋力トレーニングのことを当院では、「筋力体操」と呼んでいます。

筋力体操は器具などは使わないので、体力も運動神経も関係なく誰にでもできます。

高齢者も働き盛りの中高年も、子供も、アスリートも、筋肉や関節の構造は同じです。

『筋力低下した筋肉を鍛える・筋力体操。』 

たったこれだけで本当に快適な生活を送ることができます!!

当院では、坐骨神経痛は体の歪みを「痛くない矯正」で正しい姿勢に整えて、関節を支える筋力を強くする「筋力体操」を施術に取り入れて、「坐骨神経痛」を改善しています!!

・特別な筋力トレーニング「筋力体操」で、関節を支える筋力を強くしていきます。

・「痛くない矯正」で正しい姿勢に整えて、血行を改善させて治癒力を高めていきます。

坐骨神経痛をしっかり治したい方におススメの整体です!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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